2月14日のこと。
大雪の中、桜木町へ。マームとジプシー。
「Rと無重力のうねりで」。
久しぶりの演劇。
さて。
思春期の少年少女たちというのは。
多かれ少なかれこういうものなんだって思って。
がなりたてたり。
かっこつけたり。
冷たくしてみたり。
やさしくしてみたり。
明日なんてないって思ったり。
明日があるさと思ったり。
友達っていいなと思ったり。
誰も私のことをわかってくれないと思ったり。
気分でものを言ったり。空想したり。
どんなにテンション高くても、どこか居心地わるくて。
全然本人はキラキラなんてしてなくて。
しみったれてて。幼くて。
だからこそ輝いている、のかな?
わからないけど。
私は、若いっていいね、ってあんまり思わないタイプで。
ないものを数えて焦ったり、漠然と正解を探したり、ひとと自分を比べたりして、コンプレックスのかたまりだった、不格好な時代。(あ、今も?)
好きな音楽に没頭して、一生懸命バイトして、将来の夢を追う振りをして。
あの頃に戻りたい、なんてまったく思わない。
そういう空気が、マームにはあった。
最初はなんのこと?って感じの台詞が、
繰り返されるたびに少しずつ色彩を帯び、
意味を含み、空気を動かし、物語を作っていく。
音楽のPVのように、夢の中のように、リフレインする場面。
NEU!ばりのトランス感覚のなかで(もっと激しいですが)、
だんだんわかってくる、その感じがすごくよかった。
センチメンタルはまったく感じなくて。
最終的にいいストーリーだね、っていうのも特になくて。
残っているのは、ジグソーパズルのピースたちだけ、みたいな。
そんな感じがすごくよかった。
次回もまた、みにいきたいです。
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