ご無沙汰してしまいました。9ヶ月も佳境に入り、胎動と書いて攻撃と読む、みたいな時期におります。
さて、今回はずっと書こう書こうと思っていたことを。
妊娠しますと、身体に変化がいろいろと起こります。よくある話は妊娠線の出現とか、とんでもなく胸が大きくなるとか、お腹が毛深くなるとか、でべそになるとか。
このへん、全体的に人によります、たぶん。
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私について言えば。まず、妊娠線に関しては、とにかくよくオイルなんかを使ってマッサージすることが大切です。個人的にはクリームよりオイルを推します。結局、妊娠線って急激な「伸び」に皮膚が耐えられなくなって起こるひび割れなんで、肌がやわらかい状態を保つことが重要なんですね。でもクリームとかミルクローションみたいなものだと水分が多くて油分が足りないことが多いように思います。塗ったそのときは潤うけど、肌がやわらかい状態が持続するかというと、オイルには負けちゃう気が。あと、オイルのほうがマッサージしやすいんですよね。
ちなみに、私が使用したのはまずヴェレダのマザーズボディオイル、これは超王道ですが、ほんとに安心感あり。ほのかなシトラス系精油の香りもGood。それから、ネオベビーのママオイル、これ最高です。マッサージしやすいテクスチャーと、女性の肌に必要な成分が考えられてる。ネオベビーは考え方も素晴らしいブランドで、洗剤も大好き。ベビー用のものも使うのが楽しみです。あと、私は使用していないんですが、エルバビーバのものなんかも評判いいですよね。
ところで、オイルならなんでもいいかというとそうではなくて、ベースとなっているのが「ミネラルオイル」のものはあまりおすすめしないです。
ミネラルオイルって化粧品によく使われている成分ですが、平たく言うと石油なんですね。といっても「石油由来の成分は肌に良くない!絶対反対!」みたいな話では全然なくて、ミネラルオイルって肌に全然浸透しないんです。これはこれで利点があって、まずどんな肌に対しても影響しない(刺激が起こりにくい)。そして、浸透しないからいつまでも肌上にあり、外的要因(乾燥など)から肌を保護してくれます。それ自体が潤いを与えてくれるというより、表面に膜を張るイメージ。
でも個人的には、妊娠線予防は肌をやわらかくしないといけないので、ある程度肌と一体化してくれるものを使ったほうがいいのではないかなと思います。なので植物性オイルがベースのもの、あと馬油なんかもおすすめですね。
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妊娠線予防について長くなりましたが、次に胸の話。私はそこまで大きくならなかったです。もちろん変化はあるんだけど、2サイズは絶対アップします!みたいなのは大げさかな〜ってレベルです。胸が大きくなることを喜ぶ方もいらっしゃいますが、私は胸が大きいスタイルって好みではないので、結果として安心しております。
んで、お腹は毛深くなりました。で、おへそについては今まさに!出ようとしてる?してない?はっきりしろよ!みたいなフラット地点におります。現時点で腹回り95センチという恐ろしい体型なわけですが、あと1ヶ月、果たしてどうなるのかな。
んで、お腹は毛深くなりました。で、おへそについては今まさに!出ようとしてる?してない?はっきりしろよ!みたいなフラット地点におります。現時点で腹回り95センチという恐ろしい体型なわけですが、あと1ヶ月、果たしてどうなるのかな。
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あと挙げられるマイナートラブルとしては腰痛ね。お腹が重くなると腰に負担がかかって〜ってやつ。私はこれ、症状が現れるのがすごく早くて、なんならお腹が出てない3ヶ月とかから腰痛というか、特に左足の付け根が突然痛くなるというか。これがまた、ぎっくり腰みたいな感じの痛みでして、ま、私ぎっくり腰になったことまだないんですけども、こんな感じかな〜っていう。神経から痛い、みたいな。
5ヶ月くらいのとき痛みがかなり酷くなったので、産婦人科の先生に訴えたら「まだそこまでお腹も大きくないこの時期に腰痛ってちょっとおかしい。妊娠が原因とは思えません。整形外科に行ってみては?」と氷のように冷たいお答えをいただきました。
この症状は、結論から言うとマタニティヨガに行くことで劇的に改善されました。
私はマタニティヨガに通い始めるのが遅くて、7ヶ月くらいからだったのですが、スタジオまで30分かけて歩いて、ヨガして、帰って来るというのを週に2回はやっていて、全然変わりました。運動不足と血行不良(そしてもちろん妊娠)が原因で起こってたんだな〜と。
なので、妊娠初期でも腰痛があるってかたは、妊娠が原因のケースもありますのでご安心を&ストレッチなどできる範囲でやってみてください!
なので、妊娠初期でも腰痛があるってかたは、妊娠が原因のケースもありますのでご安心を&ストレッチなどできる範囲でやってみてください!
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そう。妊娠って劇的に血行が悪くなる、んですね。血行だけでなく、リンパの流れとか、呼吸とか、そういうのも意識しないと淀みがち。特に後期になると、それゆえの症状が出やすくなります。むくみ、静脈瘤、こむら返り(足がつる)等。
そしてその延長線上にある症状が、今日私が書きたかったテーマなのであります。
(って、ここまでが前置きって信じられますか。すみません)
それはね、痔です。痔。
ここから先、痔の話になりますんで、読みたくない人は静かにブラウザを閉じていただければ。
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ハイ。
私が痔を自覚したのは、8月の終わり。まだ妊娠22週のときでした。
最初は、あれ、なんかお尻が痛いな〜ってくらいだったのですが、日に日に痛みがどんどん増していき、これはもしや痔では?といろいろ調べたところ「妊婦は痔になりやすい」というのは定説のようで。知恵袋等、痔に悩んでいる妊婦さんのSOSがインターネット上に結構な数ありまして、でもその人たちの週数とかを見ると、もう妊娠後期なんですよね。30週とか35週とか。こちとらまだ22週なわけで、あと半分の妊婦生活、これから悪化していく可能性しかないのでは?
予感は的中し、私は次第にお尻のことしか考えられないような日々を過ごすことになります。とにかく痛い。座るのも歩くのも痛い。ネットで対策をいろいろ調べましたが、何をしてもおさまりません。
ところで痔には3種類あります。
1/痔核(いぼ痔):肛門に腫れたできものができる症状。肛門の中にできる内痔核と、外にできる外痔核がある。内痔核は痛みを伴わないことが多く、自覚がないケースも。外痔核は痛みが伴う。いずれも排便時のいきみなどで静脈叢がうっ血してできる。
2/切れ痔:肛門の皮膚が切れ、出血する。便が硬く排泄されにくくなった状態でむりやり排泄しようとすると起こりやすい。排便時のみ強い痛みを伴う。
3/痔瘻:下痢などによって肛門の組織に細菌が入り込み、トンネルのような穴ができる。発熱や膿などを伴う、もっとも深刻な症状。
※詳しくはこのへんをお読みいただけると。
ま、私の場合ナチュラルに外痔核なんですが、「自己判断は危険。痔は深刻な病気であり、自覚症状がないケースも多い」みたいなことがネット上で囁かれていて、まさか痔瘻だったり?とか怖くなってしまって。
さらに、痔核の場合、切らないと治らない説がかなり有力で。どうしたらいいのか途方に暮れてしまいました。
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とりあえず台所仕事をしてくれている旦那さんに報告&相談しようと、ある日の夜切り出してみました。ストレートかつ単刀直入、かつ偉そうにソファに寝そべりながら「あの、痔になりました」と。
すると旦那さんは「へ〜大変だね……痔ってなったことないからよくわかんないけど(=基本のレスポンス)、どういう感じなの?」みたいに訊いてきて。私はここぞとばかりに、ネットで収集した情報を話しはじめました。
「痔には痔核と切れ痔と痔瘻があって、痔核には内痔核と外痔核があって、それぞれこういう症状で、原因は……」
すると洗い物をしていた旦那さんが突然爆笑しはじめました。どうしたのかと思い訊いてみると、
「何言ってるか難しくてまったくわからない上に、それって痔の説明なんでしょ!?痔でしょ!?そんな真顔で難解なこと言われてるのに内容は痔のことなんでしょ!?プークスクス」
みたいなご反応。痔はちょっと恥ずかしいことなのに、この人は何を真面目に説明してるのか(しかも理解できない)。という事?
そう言われると私もなんだかよくわからなくなって、もう説明しなくていいやと脱力しちゃったんですけど、だからって症状が改善するわけでもなく(あたりまえ)。そこから、孤独な私の戦いの日々が始まったのであります。
これ以上続けると長くなりすぎるんで、次回に続く!