お腹のなかにいる子の性別について、どのよーに考えるかは人それぞれでして。
「生まれるまで知りたくない!」って人もいるし「絶対女の子(男の子)がいい!」とかね。ありますよね色々。しかし私は「別に、どっちでもいいな〜」と思ってました。っていうか正直、どうでもいいな〜っていうか……(小声)。そんなに興味が持てないっていうか、自分のこと(つわり)で忙しくてそれどころじゃないって話だったのかな、今思うと。
しかし、旦那さんはそうではなさそうで。
基本、男の子のほうがいい、と言ってました。理由は「一緒にキャッチボールするんだ!」でも「将来酒を酌み交わしながら女の話をしたいんだよ俺は!」でもなく「女の子だとお母さん(私)と一緒になって自分のことを叱りそうだけど、男の子なら一緒に叱られてくれそうだから」というよくわからないものでした。なぜ叱られること前提なのかがまずもってして。
や、でも旦那さんは実際「女の子とはどう接したらいいのかよくわかんない」とよく言っていて、それはほんとにそうみたいなんですよね見てても。たとえば、旦那さんには姪っ子が2人居るんですが、そこの家に行くと基本遊び相手は私で、ま、内容はシールとか着せかえとかカード遊びとかコンサートごっことかプリキュアごっことかなんですけど、女子ってシチュエーションみたいなの凝るでしょ?そういうのが複雑でよくわかんないんだと思います多分。「自分のわからないことはわからない。〜完〜」みたいな人だから、相手の気持ちとか状況に対して、想像しては、どうしたのかな?って世話を焼いたりしないんですな。
でも、相手が男子だとすごい遊ぶんですよね。男の子は基本、ドカーン!バコーン!みたいな力勝負の耐久レースしてればいいというか。むしろ大人と接するよりHOW TOよくわかるよ?みたいな(基本彼は無口の人見知り)。またその単純明快な思考回路に通じ合うものがあるみたいで、基本子どもには人気あるタイプ。生まれたらよろしく頼むよ……と思ってます。
ま、そんなこんなだったのですが、とにかく私は子どもの性別が判明する前から「男の子っぽいですね」と言われる言われる。その理由は「顔が険しい」「お腹が前に尖って出ている」「つわりが辛そうだから」(女の子だとお腹は横に広がって出るみたいです、あと自分と異質なもの=異なる性別のほうがつわりが酷くなる確率や、顔がげっそりする確率が高いという話があるそうで)とゆー客観的な情報に基づく分析から、「なんとなく」「夢で見た」みたいなスピ系の見解までバリエーションに富んでました。
極めつけは、姪っ子に聞いたとき。
もともと、小さい子(小学校あがる前くらいの)に訊くと、お腹のなかの子と会話して性別を当てるらしいという話は友人から聞いてまして、いい機会だから尋ねてみたら「男の子!」と即答。
「なんで?」って訊いたら「だってそうだもん」とのことで。これ以上に強い返しがありましょうか。
実際、検診時に性別が判明したのは20週、6ヶ月に入ったばかりのときでした(もっと詳しく言うと8月15日)。「男の子みたいですね」と先生に言われても、ま、そりゃそーだわな、くらいにしか思えなかったのでありますが。特にこれといった感動はないけれど(マジで)、ともあれ決まったものは決まった。
そして、名前をどうするか、ということに私の関心は移っていったのです。
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「名前を付ける」っていう行為、私は結構好きなのかもしれません。猫を飼ったらこういう名前にしようとか高校のときからちょくちょく考えてるし、予定も深い意味もない状態で子どもの名前を考えて前夫にドン引きされたこともあります(※その名前は松岡正剛の編集学校で出された課題に無駄なく使用させていただきました)。タイトルとか考えるのも好きだしねー。
それはともかく、子どもの名前ってみなさんどうやって決めてます?
ベーシックなのは夫婦で候補を出し合って、画数とか見て良いのを選ぶって感じなのではないかなと思うのですが。が。
うちの旦那さんが基本「名前はなんでもいい」というスタンス。
いや、どこそこのお宅の子は○○って名前らしいよ!かっこいいよね!とか私が言うのに対し「や、それはちょっとあんまりかも」とかお答えになることもあるので、流石に「デスノートのLみたいになってほしいからエル・ローライト・タカザワにしよ☆」みたいに提案したら却下してくれるとは思うんですが。
名前って結構大事というか、たとえば間違えると失礼にあたったりするじゃないですか。メールの宛名を間違えて送ったりすると信用問題だし、違う名前で呼ばれるとあれって思いますよね。でも旦那さんは「別になんて呼んでもらっても気にしない」ってところがあって、タカザワだろうがタカサワだろうがタカサキだろうがナカムラだろうが、呼ばれてるなら普通に返事します〜みたいな感じ。でもって、ここが一貫してるんだが、人の名前も覚えなかったり、間違えて覚えたりする。んで、それをあまり気にしない。「名前を間違えるのは失礼だよ」って私(←これまた名前を覚えない人)が言ったとしても、一貫して「自分のわからないことはわからない。〜完〜(リフレイン)」なんですよね。自分が間違えられてもなんとも思わないから。
……何の話でしたっけ?
や、なので名前は私が考えて決めてOKみたいな雰囲気がプンプンしてまして、まーそれならとまずは「男の子 名前」とかで検索してみました。結果、ネットで知れるのは「今、どんな名前が流行ってるのか」なんだなと理解。どちらかというと確実に「他所様のお子と名前が被るのはイヤ!」な動物占い狼のワタクシ(←アホなのでどこどこの誰々と同じ名前だね〜!とか言われると著しくテンションが下がります)。なので「この名前は避けよう」という目安にしかならず。
次に本屋で「名付け辞典」みたいなものを読んでみました。まー、あるわあるわ。男の子/女の子で分かれているんですが、街の小さな本屋でも各5種ずつとか余裕でありましたよ。何が違うんだろう。一応パラパラと見てみたんですが、もうまず全体的に漂う「男の子はブルー、女の子はピンク、フォントは丸ゴシック中心」みたいなファンシーな世界観についていけず。こ、この本を部屋に置くことが許せん…!ってんで購入を断念。
で、思い出したのです。うちには、名付けの指針となる素晴らしい書があることを。
漢字の成り立ちと意味を丁寧に解説してくれているもので、むしろ自分の名前のルーツを知るとか、課題をやるときのためなんかに揃えていたものでしたが、これは使えますよ!オススメ!
もともと私は「漢字一文字、音二文字」にしたいという希望をボンヤリと持っており、それは男だろうと女だろうと、なのですが、だから漢字から引いていくっていうのはすごくアリで。最初に音を決めて漢字を当てはめていくという名前のつけかたもよくありますが、もちろんそういう使いかたもできます。
しかしまぁ、この漢字いいなと思うものがことごとく女の子向けで、男の子っぽいのは2つしかなくて。うち片方は音がイマイチで。結果すんなり決まってしまいました。
もうね、自分の条件が優先だから、姓名判断とか見ない。っていうのはうそで、ほんとはこっそり見たんだけど、正直あんまり良くなかったです。でも全然気にしない。あと、苗字も結構な画数であるため、総画47もあるんだけど、テストのときとか習字のときとか、暫し我慢してくれ息子よ。母はもう決めたのである。
や、「麓(ろく)」っていうんですけどね。
旦那さんの反応は「好きな漫画の主人公と同じ名前だ!」っていうね。それはいくえみ綾の『清く柔く』なんですが(名作!)、主人公が「赤沢禄」っていう名前で、むしろフルネームが似てます。
ちなみに、ROCKとはかけてませんので。ハイ。
6ヶ月にして名前を決めてしまったという、9ヶ月に入ろうとしている今でさえ「もう名前決まってる」って言うと「えーっ!早い!」ってリアクションをいただくことがあるので、どれだけ前のめりなんだという話なんですが。
生まれてきた子の顔を見たら全然違うのが浮かんでそっちにしたというような話もありますよね。先日「アヤナさん!クリスマスに生まれた場合『きよし』って名前はどうですか?」と提案されたのですが万一そうなったらゴメン。
6ヶ月にして名前を決めてしまったという、9ヶ月に入ろうとしている今でさえ「もう名前決まってる」って言うと「えーっ!早い!」ってリアクションをいただくことがあるので、どれだけ前のめりなんだという話なんですが。
生まれてきた子の顔を見たら全然違うのが浮かんでそっちにしたというような話もありますよね。先日「アヤナさん!クリスマスに生まれた場合『きよし』って名前はどうですか?」と提案されたのですが万一そうなったらゴメン。
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「名前を考えるときには、大人になったときをイメージできるように、名刺をデザインしてみるといいよ!」と友人に教わったので、作ってみました。
もうすこし稼ぎがありそうな肩書きにすべきだったか。
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