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お風呂大好き |
気づけば我が子は7ヶ月を迎えておりました。
って、ほんとに気づいたらその日を過ぎていまして、私は割と恋人の誕生日とかも忘れてしまうタイプではあるんですが、なんか申し訳ない気持ちで一杯です。ごめんよ。ありがたいことに息子は元気で生きております。
産後の仕事復帰について書こうとずっと思っていて、こんなに経ってしまいました。今回をもって、このブログに妊娠出産のことを記すのはひとまず終了にしようと思っています。「産後の身体、私の場合」にもさらなる続編あるんですが(特に激しい抜け毛の後の辛い髪型についてとか)、まぁ人それぞれってことで省略します。しかし、こんな髪型の私が言うのもなんですが、産後のあらゆる辛い症状は、いずれ必ず終焉を迎えます!ね!生きてればこそだ!
(そして育児ブログは特に書く気ありません。アプローチ難しすぎるのでねー。私の分野ではないかなと思っています、ハイ。)
と、本題です。産後はいつから仕事復帰できるのか。妊娠中、いつも私が思っていたのはこのことでした。結局、妊娠がわかったときも、出産するときも、産んだ後でさえ、私にとっていちばんの心配事は「どれだけ仕事に影響するか」ってことなんですよね。冷静になると、これは女として悲しすぎることなのではないでしょうか?といつも自分に対して疑惑の目を向ける脳内ポイズンベリー(読んだことない)状態に陥るのですが、これが私なんだよなーというもう一人の脳内ポイズン(以下略)。仕事復帰を1日でも早く!って思っていたけど、産んだその瞬間から子どもが可愛すぎて復帰できなくて今に至る、みたいな友人もいて「アヤナちゃんもぜったいそうなるよ!」って言われていて、ちょっとは期待していたんですけど、いや、マジで1ミリもならなかったですね。何度も書いていますけど我が子への無償の愛みたいなの生まれなかったです、本当に残念です。とはいえ今現在、出産前とか、出産後すぐとかに比べると、ある程度子どもとの関係性にも慣れてきて、なんか友達のような、同居人のようなそんな感じですかね。なう。なうなう。
で、産後の仕事復帰。まずいろいろな条件がフリーランスと会社員で大きく異なります。私はフリーランスなのですが、比べてしまうと会社員で出産したほうが断然オトクといいますか。会社員はまず産休・育休がある。その間は普通にお給料の何割かのお金をいただけたり、補助金なども出たりしますが、フリーランスは人生すべてが歩合制のため、そういったサービスは基本まったくもってありません(健康保険加入者に対する出産育児一時金は出ます)。もちろん、会社員の場合は厚生年金とか、給料から天引きされてきたものがなんとなくあてがわれている仕組みになっているのはわかるのですが。私は13年くらい会社員だったため、なんか余計に悔しいというか、そのとき産んでおけば見える景色も違ったでしょうなぁ……とは思います。基本的にフリーランスって保証がない。でも会社員はそうじゃない。いろいろ守ってもらえる制度があるというイメージ。です。
という仕組みがまずもってあるため、経済的な面で見ると会社員のかたは「復帰はなるべく遅くしたい」みたいに思っても許されそうな世界なのかなと思いますが、フリーランスは仕事したぶんしかお金が入らないため「復帰はなるべく早くしたい」と切実に思うかたが多いのではないかと。
もちろん会社員でもキャリアの問題などありますから、なるべく早く復帰したいと思うかたも多くいらっしゃるでしょうけれども。
で、実際問題いつから復帰できるものなのか。これはほんとに人によるとしか言えないのですが、大きく見てふたつの問題があります。
1に、体調の問題です。「産後の肥立ち」といいますが、出産後のハイパーダメージを受けた身体がどのくらいで日常生活を送れるようになるのか。私の場合は、1ヶ月はまったく使い物にならず、その後も数ヶ月は物忘れが激しく、体調も崩しやすかった。息子が風邪を引いたら必ずもらっていました。最近(産後6ヶ月くらいから)ようやくマシに。
そして2に、子どもをどうするのか問題。連れて仕事ができるのか、預けるのか。預けるのなら誰に。私の場合は、4月から、生後3ヶ月で保育園に入れました(といっても1月生まれということもあって、認可・認証全滅。いわゆる高額のベビーホテルです)。
私は、1/5に出産し、仕事完全復帰は保育園入園と同時、4/1でした。その間3ヶ月弱、とはいえ産後1週間くらいから少しずつ仕事をはじめて(1月中は実家で過ごしました)、2〜3月は在宅勤務にしていたので、割とすぐ働いていましたね。確定申告もあったしね。振り返ると結構キツかったのですが(特に自分の体調が)、産後って何をやっていても結局何かしらキツイんですよ。なので結果としてよかったのかなとは思っています。
とはいえ、以下の条件が揃っていたから成し得たこと、というのも事実でして。
・息子が4月から保育園に入った
・息子と離れるのがつらい、かわいくて(あるいはかわいそうで)しかたない、などの気持ちを抱かなかった。またそれに対して周りが同意見だったり寛容だったりしてくれた
・夫もフリーランスのため、2〜3月のうちは週に2回は仕事に連れて行ってくれていた(=夫が育児に協力的)
・3月は実家から週に1〜2回母が来てくれていた
・息子が3ヶ月くらいから夜比較的長い時間寝てくれるようになった(これがめちゃくちゃでかい。とにかく睡眠不足は人を魔物にします。私はてきめん心がすさみます。夜2時間置きとかに起きる生活が続いていたら、仕事復帰できなかったと思います)
いつから復職できるか?という問題に正解はないと思います。ここから復帰する!と決めたら、それをただやるのみ、それがその人にとっての正解、ということなんじゃないかなーと。いろいろ言うとキリがない。体調が復活しないとか、子どもが熱出すとか、保育園にそんな早くから入れてかわいそうとか、いろんな声があって、それは全部ごもっともなことです。でも、蓋を開けてみないとわからない。自分のなかで決めちゃったら、できるんじゃないのかなと思います。私がそうだったので。想定外のことは起こります、でも、それはなんだってそうというか。
早めの復帰に余裕はないです。私の場合は体調悪いし、アポイントとかすぐ忘れるし、キャパが(さらに)狭くなってすぐテンパって、夫に八つ当たりしたり大泣きしたり、そんなのしょっちゅうでした。何も考えず走れる(って比喩ではなく実際に足を動かすほうの)ようになったのはほんとに最近で、なんせ妊娠発覚からまったく走っていないんですから、歩くのもままならない産後を経て、シャキッと自分の身体を自分の身体として意識できるようになったのは産後半年くらいではないかなと。それでも、あのタイミングで仕事をはじめていなかったら、自分の存在意義はなんだとか、仕事に対する不安とか、これからどう生きていったらいいんだとか、そういうものに押しつぶされていたと思う。
仕事ってやっぱり人と関われるし反応がある。新生児って全然反応がないんですよ。おっぱいあげても、寝かしつけても、どこか孤独だし、突然泣き始めることの理由がわからない。あれこれ推測するんだけど、あ、これだったんだなっていう手応えみたいなのがほんとないんですよね。今の息子は7ヶ月で、笑ったり頑張ったりうまくいかなくて泣いているとか眠いのを我慢てるとかっていうくらいは見ていてわかるし、まだ不明点多い生き物ですけど、コミュニケーションが取れている実感は得られます。こういうふうになると楽になるんですが、まったくの一方通行はほんとに辛い。
きっと振り返ると全部が正解だったよねというのはこの世の中の定説ではありますが、産後の仕事復帰はほんとそんな感じ。復帰する/しない、するならいつから、なんであっても決めたらそれに集中するのみ!そうして走り抜けて振り返ると、知らないうちに道ができているのではないか。自分の本当の気持ちに正直になることが大切なのではないかなと思います。
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